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伊予満願 54番~65番
早いもので四国で迎えるお正月も4度目となり、お遍路も足掛け5年目突入。
いよいよ伊予ともお別れです。今回は54番から 65番を打ちました。

京都22時~(夜行バス)~松山6時~(特急)~伊予北条6時20分
1日目 歩行距離34km
            54番 延命寺
            55番 南光坊
2日目 歩行距離28km
            56番 泰山寺
            57番 栄福寺
            58番 仙遊寺
            59番 国分寺
3日目 歩行距離34km
            60番 横峰寺
            61番 香園寺(こうおんじ)
4日目 歩行距離25km
            62番 宝寿寺(ほうじゅじ)
            63番 吉祥寺(きちじょうじ)
            64番 前神寺(まえがみじ)
5日目 歩行距離37km
            65番 三角寺
松山 17時~(特急)~岡山~(新幹線)~京都    


今治の街を臨む 奥の方は「しまなみ海道」。広島の尾道へ続く海峡をつなぐ橋。


四国へ来たんだ!と思わせてくれる風景。


石鎚連峰(四国山地)に包まれる。ああ美しい。


西日本の最高峰・石鎚山(標高1982m)は、奈良時代から山岳信仰の霊地で修験道の道場。空海さんも修行されたそうな。山頂付近に石鎚神社山頂社があるらしい。私は登山が好きなので、いつか挑戦してお参りしたい。
60番 横峰寺は山の北側中腹(標高750m)にあります。


愛媛の東側は、とにかく山々が神々しい。


最終日、伊予最後の霊場、三角寺にて。この日は30km歩いた後に、標高430mの山登りだったのでヘロヘロ。肩が痛くて「よっこいしょ」と言ってます。
こうして写真で自分を見ると、手拭いのほっかむりが似合う年頃になったなぁ。ワビ サビ漂うお寺も妙に似合ってる。DNAですね。

今回も夜7時に眠りにつき、朝5時に目覚めるという縄文人のような年末年始でした。元旦はコンビニ弁当、2日は「すき屋」で夕食でも、十分贅沢をした気分になるから不思議です。普段からの偏った生活のバランスをずいぶん取り戻せたかな。
さて次回から、いざ、うどん県へ!
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【2014/01/08 02:39】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
伊予遍路44番~53番

今回の伊予遍路は、5泊5日(初日夜行バス泊)で44~53番の計10件にお参りできました。松山周辺には46~51番まで6件もお寺が集中していて、一気にお遍路後半へ進んだ感じです。
今回も足の故障はなく、帰宅直後は体重が3キロ増えたものの嘔吐と下痢で、その2日後には4キロ減と大きく体調を崩してしまいました。非日常的な行動に内臓がついていけなかったようです。


44番 大宝寺、 45番 岩屋寺


46番 浄瑠璃寺、 47番 八坂寺


48番 西林寺、 49番 浄土寺


50番 繁多寺、 51番 石手寺


52番 太山寺、 53番 円明寺


松山市の公民館で昼食のお接待を受けました。喉にしみわたるおうどん、美味しかったです。朝食はコンビニのおにぎり1個だけだったので、本当に有難くご馳走になりました。これもお大師さんのおかげです。
ビールではなく、うどんが喉を通過する時に喉越し爽快を感じたのは、これが初体験です。疲労と空腹、喉の渇きが為せる技?


今回各地を歩いて、お接待でいただいたもの。他に飲み物、みかん、お菓子等。農作業を中断して家からわざわざ持ってきてくださった方もおられます。お接待は断わってはいけないのだそうです。ただただ感謝して有難くいただいています。
『和気のみんなの自慢のものは
 春の遍路の鈴の音か
 52番の太山寺
 53番の円明寺
 お大師さまと二人連れ』


番外 十夜ヶ橋(とよがはし)←詳細クリック

 
1200年前、お大師さんが泊まる所もなく、この橋の下で野宿された場所。


遍路が橋の上を通る時、杖をつかない。という風習はここから起ったものだそうです。
今でもここで野宿修行ができるようです。ござを貸してくださるって!

徳島、高知もそうですが、愛媛の人は更に遍路に優しいような気がします。お寺の数が一番多いからなのか、香川(空海さん出生の讃岐)が近いからなのか、不明ですが・・。

今回は特にツワモノ遍路さんたちに会いました。仙人のようなご老人もおられました。毎日45キロ歩く超人でした。毅然で優しく謙虚、その上若者並みに健脚だなんて、なんて素敵な歳の取り方なんだろう!健脚じいさん、ばんざい!!
遍路で1周めという人はほとんどいなかったです。みなさん「オシコク病」にかかっているご様子でした。自分もかかっているのか?いやまだ大丈夫だと思いたい。「オシコク病」の詳しい詳細は こちら です。
歩き遍路をしているうちに、「そぎ落とされていく感じ」がとても心地よいのです。実際は疲労でそれどころではない、というのが本当のところなんだけど。


とんがり菅笠から、丸い無地の菅笠に変えました。丸い方が可愛いし、角がとれる願いも込めて。
46歳、46番 浄瑠璃寺にて
【2013/05/21 22:31】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
遍路

徳島と高知を終えて愛媛に入った時は本当に嬉しかったな。「ここまで長かったけど、いよいよ菩提の道場だ~。やっと後半の道に入って先が見えてきた!」と。
でも、ふと気がついた。よく遍路道は人生と例えられる。私の人生も今この辺なんだと。「後半に入って先が見えてきた」という意味では、私の人生はまさに愛媛の位置にある。

特に意識をしていなかったのだけど、服装にも変化がある。
発心の道場では、赤いトレパン、黒っぽい上着。菅傘と輪袈裟で、かろうじて遍路姿だった。
修行の道場では、白いパンツだけど、白以外の上着。半分くらい遍路装束に近づいた。
そして今回、菩提の道場では、すべて白。完全に正装している。白装束=死に装束。

これって、人生の畳み方を探す旅なのか・・そう思えてきた・・なんだろう、このモヤモヤ感・・。

そして徳島と高知では足の故障(足裏の水ぶくれ、マメ、爪の内出血)に苦しんだが、今回は一切故障がなく、全体的な疲労だけで苦しくもなく、痛みもなかった。
毎日30キロ歩いたのに、なんでだろう。靴を変えたから?足が慣れたから?5本指ソックスを2枚履きしたから?それともお大師さんのお導き?

次に控える香川は涅槃の道場、数年先になるけれど結願した時、どんなことを思うんだろうと思うと少し怖くなった。
【2013/01/12 03:00】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
土佐から伊予へ 40~43番

四国での年越しは今回で3回目です。一昨年は阿波、去年は土佐、そして今年は伊予。足掛け4年目の四国遍路で、ようやく修行の道場(高知)から、菩提の道場(愛媛)へ駒を進めることができました。


県境の松尾峠の上がり口付近 土佐のアカ牛
「モゥすぐ伊予やけん、ことぉたら ちぃと 休まんかね」
しんどかった室戸岬、足摺岬の土佐ともこれでお別れ。


40番観自在寺の後、峠の前で1泊
翌朝6:30出発 柏坂峠 つわな奥 標高460mを海岸線から一気に登る感じかな。


落ち葉の絨毯はふわふわでとても歩きやすかった。霜柱をわざと踏んでサクサク音を立てながら童心に返る。アスファルトが多い遍路道の中で、山道は私にとっては一番楽しい道だ。登りは特に苦にならない。私、登山が好きなのかもしれない。


四国で一番長いトンネルを避けて、峠越えの後の国道56号より

愛媛の人は遍路に優しい。今回も何度かお接待を受けたが、軽トラで私らの前で車を止めて、値札を取って、みかんを一袋くださったり、わざわざ追いかけてきてくれて、暖かい缶コーヒーを手渡してくれたり。(宇和島クラスの都市部に入るとそうでもないのだけど・・。)


丘の上の大洲城 大洲は特急の泊まる大きな町でした。


今回打ったお寺さんは、4日歩いて40~43番の4つ。
お天気には恵まれたけれど、高地巡りだったので気温が0~2℃、冷たい北からの向い風を浴びながらの1日10時間の歩行だった。手先が凍るような冷たさだったけど無事に予定通りの行程を終えられました。次回(44、45番)は遍路の中で一番高い山に登ります。イメージと裏腹に伊予の冬はそれなりに寒い所でした。
愛媛はみかんだけの県じゃない。よっぽど私が悲愴な面持ちで歩いていたらしく、地元の人が「家で休んでいきんしゃい。」と手招きしてくださった。丁重にお断りしたが、本当にその心遣いが嬉しかった。もちろん疲れていたけど、そういう言葉でまた頑張れるから不思議だなぁ・・。

今回は、自宅から伊丹空港までMKタクシー、高知龍馬空港まで飛行機、JR高知駅までバス、中村駅まで特急電車、宿毛(すくも)まで各駅電車。という具合に、あらゆる交通手段を用いて最短で自宅から7時間30分かけて、宿毛の出発点に到着しました。
帰りはJR伊予大洲駅まで歩き、JR松山から松山空港経由で、飛行機で伊丹に戻りMKタクシーで帰宅という贅沢な旅でした。
【2013/01/09 02:23】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
初めて拝まれました
年末年始は土佐遍路に行きました。
元旦の朝の出来事です。足摺岬から足摺サニイ(321号)ロードを歩いていると、一人のおじいさんとすれ違いました。
すれ違いざまに、いきなり
「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)
南無大師遍照金剛!
南無大師遍照金剛!」
と私たちに大声で叫んで拝んでくださいました。

たいがい、四国の田舎道では、地元の方たちとは挨拶を交わしたりするのですが、拝まれたのはこの時が初めてです。
なにしろ発せられた言葉はこの3唱のみ(!)だったので、なかなかショッキングでした。
おじいさん、大真面目だったので、私も思わず、慌てて一緒に手を合わせてしまいました。

また時間をみて詳しく記事をアップします。
【2012/01/16 03:41】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
お遍路1年
四国遍路を始めて1年経ちました。
5回通って37番で打ち止めですから、結願まで最短でも あと2年はかかるかな。

今までの旅路の中では今回の土佐が一番楽しかった。なぜなら季節と天候と、ペース配分が良かったから。
初回(去年の10月)は日帰りだったし、1月と2月は、阿波で雪山の登山があり、5月は室戸の暴風雨と、1日40kmの無茶な計画だったので。
今回は、大好きなカエルや、カニやヘビやトカゲ、カマキリ、コオロギ、トンボ、りす、川には魚やメダカ、他にも色んな生物に会えて、歩いててもワクワク!会う度に心の中で、「可愛い!」を連呼してました。

お遍路していると、その期間内で、同じ人(お遍路さん)と何度も遭遇します。挨拶を交わしたり、お寺や遍路休憩所で偶然出くわしたり、お宿で一緒に食事をしたり、すっかり顔見知りになって会話もはずみます。老若男女だれでも友達になれる感じ。これも“歩き”の醍醐味です。

そしてこれまで会ったお遍路さんの中で、2周以上廻っている人が結構な割合で多い事がわかりました。たいてい一人旅の方です。女性でも2周めの人と4周めの人に会いました。

こんなに辛いのに何故?と今まで理解できなかったのだけど、今回の土佐で何となくわかりかけたような気がします。
きっと止められなくなるんです。くるくる廻らずにはいられなくなる。88番まで行くと、1番に行きたくなる。終わってしまうと寂しいんですね。
信仰パワーもありますが、それだけではない、なかなか説明が難しい感覚なんだと思います。まあ人それぞれなんですけどね。

私に関していえば、四国に行くと、自分の中の不要なものが そぎ落とされて、寛容になれるし、謙虚になれる。
けれどしばらく経つと、また元の邪悪な自分に戻ってしまうので、「そうだ、四国行かなきゃ!」ってなるわけです。(行くまで億劫でしょうがないんだけど。)
お遍路でこんなに充実感を得られるなんて不思議なことですが、私自身、行く度に四国が好きになっている自分に気付いてびっくりです。
私もくるくる廻るのかなぁ。(笑)
【2011/10/14 01:45】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
32~37番 土佐遍路
5回目の四国訪問、4泊4日で、高知の6件のお寺さんを打ちました。約120キロの歩行距離でした。(高知市~四万十町)

10月7日(JR京都ー岡山~(夜行バス)~高知22:00到着)宿泊のみ
10月8日 文殊通り駅スタート 
    32番 禅師峰寺 ぜんじぶじ
    33番 雪蹊寺 せっけいじ
    34番 種間寺 たねまじ
10月9日 35番 清瀧寺 きよたきじ
    36番 青龍寺 しょうりゅうじ
10月10日 歩行のみ
10月11日 37番 岩本寺 いわもとじ       
    (JR窪川 14:00発~(特急)~岡山~(新幹線)~京都)20:00帰宅


32禅師峰寺(ぜんじぶじ)から33雪蹊寺(せっけいじ)を目指す途中、あと5キロという所に、有名な桂浜がありますが、あっさりスルー。(涙)
観光地に寄る時間が大きなロス時間になってしまうので。
無料の県営渡し船 『龍馬』に乗って浦戸湾を渡ります。


35清瀧寺~36青龍寺の間の長い宇佐大橋。結構高度のある橋で、欄干も低く高所恐怖症の人は歩くのは無理かも。


横波スカイライン道中の休憩所、帷子崎(かたびらさき)。
バイカーたちの楽園のようなクネクネ道路で、バイクが多くて怖かったけど、湾を見渡す景色は最高!


広~い庭でヤギがのんびり。ヤギ小屋も立派。


コスモス満開


収穫前の黄金色の田んぼ


イノシシ!


37番岩本寺は、不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩を祀る珍しいお寺さん(88カ所で唯一)でした。


1日30キロ台前半まで のペースがベストのようです。前回は40キロと無茶したのでさすがに今回は学習しました。
高知には新しく高速道路ができていて、長~いトンネルコースも新しく選択に加わりましたが、高速のトンネルは近道でも恐ろしいので、やはり大変でも本来の山道コースを辿りました。

さて、足摺岬の38番 金剛福寺まで、あと87キロの道のりです!
修行の道場は当分卒業できそうにありません。
【2011/10/12 14:07】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
24~31番 土佐遍路(高知3)
5泊6日の旅で、高知の24~31番まで 8つのお寺さんを打ちました。

4月29日(JR京都ー大阪~バス~牟岐到着) 歩行のみ
4月30日 歩行のみ
5月1日 24番 最御崎寺(ほつみさきじ)標高165m
       25番 津照寺(しんしょうじ)
       26番 金剛頂寺(こんごうちょうじ)標高165m
5月2日 27番 神峯寺(こうのみねじ)標高430m
5月3日 28番 大日寺(だいにちじ)
       29番 国分寺(こくぶんじ)
5月4日 30番 善楽寺(ざんらくじ)
       31番 竹林寺(ちくりんじ)標高120m
      帰宅(JR高知ー岡山~新幹線~京都)

3日目にやっと辿り着いた室戸の洞窟。私、昔からここに憧れていたのです!
若き弘法大師(19歳)が難行苦行の末に三教指帰の悟りを開いたといわれる有名な修行の地。
2つある洞窟のうち向かって左側にあるのが大師が寝起きをしたといわれる御厨人窟(みくろど)。
右にあるのが修行をしたという神明窟。


洞窟の中から見た海。この日は暴風雨の大荒れの海でした。
“空海”の名は大師がこの洞窟から見た空と海の広大さに、いたく感動したことに由来するという。
大師はこの地で明星が口に飛び込み、悟りが開いたといい伝えられています。

大師 行水の池
観光地で賑わっているかと思いきや、悪天候のせいか、人っ子ひとりいません。
さすがに高波で危険なので、岬の最先端までは行けませんでした。

お寺に着いていないにも関わらず、思い入れの強かった室戸の御厨人窟(みくろど)に来れただけで、かなり自己満足致しました。


御厨人窟から、急な勾配の山道を一気に登り、24番 最御崎寺(ほつみさきじ)へ

大雨のためカメラを気にしつつも、結果的になかなか風情のある写真になりました。


田んぼの道端のお地蔵様。お供えがきれい!この気配りに頭が下がります。


29番 国分寺にて

この日、予約なしで訪ねた南国のビジネスホテルでは 満室にも関わらず、ご家族用の母屋を一部屋 格安で貸してくださいました。私物も置いてある2ベッドのお部屋でした。身内並みの待遇です。これも遍路装束のおかげ。お大師様のおかげ。
四国は遍路に優しい国です。行く先々で困っていると助けてくれるのです。
京都人が観光客に優しいのは お金を落としてくれるから、ですが、四国の場合はそういった理由だけではないように思います。
今回はたくさんの施しを受けました。遍路のルールとしてお接待は断わってはいけないらしいので、有難く頂戴しました。土佐の人は人なつっこいというか、なんというか・・。歩いていると、わざわざこちらに寄って話しかけてくださる。これは都会では有り得ないことですね。


30番 善楽寺(ざんらくじ)
ツアー遍路の方々が到着すると境内が一気に賑わいます。


31番 竹林寺へ向かう山道は、道中、植物園の中を通り抜けます。
遍路はフリーパスで嬉しいサプライズ!でも残念ながらゆっくり観る時間はないのです。

高知駅に向かう途中の“はりまや橋”有名だけど地味ですね。

観光地も遍路の合間に行こうと思ってましたが、実際はそんな余裕は微塵もありませんでした。(特に体力的に)

振り返ってみると、目的はお寺巡りのはずなのに、お寺そのものは あまり覚えていないのです。
そういえば、阿波の時も 辛い思いをしたお寺は覚えているのですが、最初の頃の楽勝遍路のお寺は全く記憶にありません。(ブログにも残さなかったので尚更。)
思い出すのは、道と、風景(山、川、海)、それにまつわるエピソードばかりで、お寺さんは印象浅い・・。
歩き遍路って、そんなものでしょうか。

それにしても、土佐はまだまだ先が長い・・・
長過ぎる足摺岬までの道のりが待っている。アスファルトの車道はどうしても苦手。
ここまで来たら途中で止める訳にはいかないよね。次回は秋かな。
室戸岬を目指した国道55号には堪えただけに、それより長い90kmの足摺岬は今から恐怖以外の何物でもありません・・。土佐恐るべし。

一体いつ結願できるのやら・・・(ちょっと弱気です。)
【2011/05/13 01:48】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(12) | page top↑
人情の土佐遍路(高知2)
有難いことに遍路道には“遍路小屋”という遍路が自由に休める場所が点在します。

ここは徳島県海南町 遍路小屋1号「香峰」です。
女性の歩き遍路で、一番困るのはトイレです。コンビニもなかなか見つけられない道で、こういうトイレの設備を整えた休憩小屋は、本当に遍路のオアシスです。野宿組はここで一夜を過ごすこともあるようです。


そして四国では遍路に対して“接待する”という慣習が今も続いています。


ト、トマトぉ~!!
今まで食したトマトの中で一番美味しく感じました。これまで多くの遍路小屋で休ませていただきましたが、小屋でのこういったお接待は初めてでした。ありがとうございました。元気出ました。感謝です。

遍路装束を身につけていると、通りすがりの方にアメちゃんや、みかんをいただいたり、ねぎらいの言葉をかけていただいたり、いろんなお接待を受けるのです。有難いことです。


2日目。宿を出てしばらく歩くと 県境に位置する水床(みとこ)トンネルへ。長さ638m。これをくぐり抜けたら高知入りだと思うとちょっとテンション上がりました。


国道55号。段差のない路側帯も時々あります。やっぱりちょっと怖い。


道中休憩に立ち寄った東洋大師のお行儀のいいワンちゃん


首に数珠を巻き、さすがお寺さんのお犬だけあって、悟りを開いたような穏やかな表情。参拝者に吠えるなんてことはありません。思わず頭を撫でたくなる胸キュンなワンちゃんでした。


こちらのお寺さんでも、お茶とお菓子のお接待。ありがとうございました。
一組の布団が用意された“通夜堂”もありました。野宿組には嬉しいご配慮です。
東洋大師は、88カ所には含まれませんが、心にタッチしたお寺さんとしてインプットされました。


ひたすら国道55号。遠くに見える岬をいくつも超えても、室戸岬には到達せず・・


小さな集落ごとに出没する高い堤防沿いの道に登り、波の音を聞きながら・・・
あるく、あるく、足が動く、手が動くの繰り返し。そうして心の中は空っぽ、まさに無の境地になります。(笑)

意識が遠のく中、夜になって辿り着いた室戸岬のロッジにて、食して浴して爆睡して、あっという間に朝がきてしまいました。


宿を発つ時にロッジの女将にいただいた木彫りのスプーン。3000円の値札がついてます。売り物だった?
これもお接待なのでしょうか、一泊6500円位の宿だったのだけど、いいのかな。私が憔悴していたので同情してくださったのかな。心身ともにゆっくり休ませていただきました。本当にありがとうございました。

まだ目的地にはどこにも着いてないけど、人情編ということで、次回お寺さんに続きます。
【2011/05/12 01:08】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
試練の土佐遍路(高知1)
3回通って徳島(阿波)の発心の道場、23カ所を打ち終え、4回目にして、ようやく高知(土佐)の修行の道場へ駒を進めることができました。
日和佐の23番 薬王寺から、85キロ先の室戸岬の24番 最御崎寺(ほつみさきじ)を目指して海岸線をひたすら歩きます。
大阪から“室戸岬行き”のバスに乗りながら、わざわざ手前の徳島の牟岐(むぎ;前回の終着点)で途中下車しなきゃならないなんて、歩き遍路の辛いところです。そのまま車に乗って1~2時間で行けるところを、1日半かけて歩くなんて、、、
我ながらトホホ・・

遍路の手法は
1.車(マイカー)
2.バス(ツアー)
3.バイク
4.自転車
5.電車、バス、タクシー等の公共交通機関+歩き
6.競歩(マラソンほど速くない)+歩き
7.歩きオンリー

と様々ですが、どうやら一番多いのは、マイカー遍路のようです。
私らは、昔ながらの“歩き”なので効率が悪い、しかも区切り打ちなので、その都度四国へアクセスする時間もかかり、最も贅沢な時間の使い方ですわ。(おほほ、暇人とお呼び。)

私の万歩計によれば、
1日目昼から 22km
2日目 46km
3日目 35km
4日目 37km
5日目 25km
6日目昼まで 22km
誤差あります。なぜなら普段70cmの大股歩きの私ですが、足が痛いと小股歩きになるので。

私の人生でこんなに歩いたことはあるだろうか、いやない。1日12時間は歩いたでしょうか。歩いても歩いても宿には辿り着けず、足が棒になり、しょうがないので 手で歩いておりました。(ダブルストック使用)
おかげで、家に帰ってから1週間、疲労と風邪でダウンしてました。トシのせいか風邪が長引くようになり、「今も咳が止まらんぜよ。」(龍馬風)

土佐はまさに、歩き遍路にとって過酷(=修行)な道場だと思い知らされました。
前置きはこれくらいで、次回に頑張って続きます。(眠いので・・)


堤防沿いの遍路道(高さ約6mくらいか。コストかけてます。)


たそがれ時の海岸沿いを歩く。私の人生、今これくらいかな・・


田植えを終えた田んぼの畦道の遍路道。(どう見ても私有地?)
ここで思わず一句詠みたくなったが、疲労のため思考回路が破壊されて断念。
南国市に入ると平地が増えた。この後 高知市へ入ります。

登山道もそうですが、歩き遍路では、車の通れない小道を通ることができます。
道端のスミレや、名も知らない可憐な花を見つけ、カエルや鳥の声を聞いたり、地元の方と挨拶を交わすことができます。(お接待も受けられる!)
“道”のバラエティを追及するなら“歩き”以外には考えられません。
【2011/05/11 03:08】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
お背中に感動 徳島結願しました
今回も ただただ ひたすら歩くだけの旅でした。
1日目 14km..19番 立江寺(たつえじ)から宿まで
2日目 20km..20番 鶴林寺(かくりんじ)~21番 太龍寺(たいりゅうじ)2つの山越え
3日目 38km..22番 平等寺(びょうどうじ)~23番 薬王寺(やくおうじ)
4日目 20km..高知の室戸岬を目指して


標高 570mに位置する20番 鶴林寺(かくりんじ)通称:お鶴さん
なんとも美しい雪景色に恵まれました。


標高 618mに位置する21番 太龍寺(たいりゅうじ)

太龍寺から20分ほど つるつるの坂道を更に登ると、舎心ヶ嶽に着きます。そこに・・

お大師さんのお背中が・・!


まさか後ろ姿だけだとは思わなかったので、意表を突かれた感じでした


「お大師さま、こんにちは!」 
これでもか~!という位カメラでドアップ。何しろ遠くから後ろ姿しか拝めなかったので・・

お大師さんはここで何をしておられるかというと、ご本人が24歳の時に書かれた『三教指帰』に、
「阿国太瀧嶽に躋(のぼ)り攀(よ)ぢ土州室戸崎に勤念す」と記されているそうです。
この「太瀧嶽」が現在の太龍寺山を指しており、舎心ヶ嶽(南舎心)は、その時の修行の場所なのです。
当時19歳だったお大師さんは、この断崖の上で、100日間修行されたと伝えられています。
その修行とは『虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)』というもので、記憶力を高め、判断力を養うものだそうです。

そうしてあの有名な伝説、室戸崎(今の室戸岬)の洞窟にて、光が口に入り、悟りを開かれるんですね。
虚空蔵求聞持法については「 こちら 」に詳しく書かれています。かなり難しい。


標高 700m 舎心ヶ嶽の展望台より

そして翌日は夜明けと共に宿を出て、22番 平等寺、そして太平洋側の23番 薬王寺を打ち、徳島を結願しました。
この日の歩行時間は約9時間で38キロの道のりでした。


最終日の午前中は、90キロ先の室戸岬を目指して、国道55号を20キロひた歩き、「牟岐駅」に到着。
↑雪のため、ゴアテックスのジャケット初体験!こりゃ快適だ!しかしパンツはただのポリエステルなので、ムレムレ・・。やっぱりパンツもゴアテックス必要だわ。
車道を歩く時は反射タスキをかけ、トンネルの中では相方がLEDライトを持ちます。だいぶ慣れましたがトンネル歩行はやっぱり怖い。今回は700mのトンネルくぐりもありました。


お昼にはこんな景色になっちゃいました。
徳島に戻ったら、橋(鳴門&明石)が雪で通行止め、高速バスが運休してしまい、急きょ高松から岡山経由で、新幹線での帰宅になりました。
いよいよ次回は、室戸岬まであと70キロ、修行の道場、土佐の国へ駒を進めます!今から楽しみ。
【2011/02/15 22:28】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
お大師さんに会う度に私の足はどんどん太くなる
標高何メートルか忘れたけど、四国12番の焼山寺に行くまでに6時間ほど山を登る「遍路ころがし(遍路泣かせの難所)」の道がある。
この日(1月2日)は雪の翌日で、雪が凍ってなかなかスリリングな山道だった。
途中で階段があり、上を見上げると大きな一本杉の麓にお大師さんが待っていてくださる!(お寺さんまでまだまだなんだけどね。)



すると、俄然頑張る気持が出てくるから不思議。
辛い道でいつもグッドタイミングで、お大師さんが待っていてくださる。


「お大師様、こんにちは!」
そして私の足はパンパンになり、ふくらはぎも見事にモッコリ盛り上がる。
お大師さんが私の足にパワーを注入してくださるのか?


登山用のダブルスティック手放せません。

いよいよ今日から待ちに待った四国へ。これで通いは3回目。
20~23番を打って、阿波の国(発心の道場)を終わらせる予定なのだけど、また山を登って下って、またまた登って下らなきゃいけないのだ。そして私の足はアスリートのように更にモリモリに・・。もうこの2本、人前に出せません。

天気予報は3年ぶりの大雪とかで、果たして決行できるか、いかに~。

【2011/02/11 02:06】 | 四国八十八霊場 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
お遍路さん
お四国さん始めました!歩き遍路です。今の時点で19番まで打ちました。
通し打ちだと50日ほどかかりますが、相方の休みに合わせて、区切り打ち方式なので、満願まで何年かかるかわかりません。ざっと1200キロ+αの道のりですから、時間も労力もお金もかかるでしょう。
自然な流れとはいえ、相方がよく行く気になってくれたなぁと思います。私の洗脳方法が成功したのか?

徳島(阿波の国)・・発心の道場 23カ所
高知(土佐の国)・・修行の道場 16カ所
愛媛(伊予の国)・・菩堤の道場 26カ所
香川(讃岐の国)・・涅槃の道場 23カ所

よく考えずに始めてしまったけど、私が歩き遍路をしたい訳を探してみた。

・弘法大師さんを尊敬してる
・熊野詣でと 西国33所巡りが有意義だった
・満願したら高野山に行ける。あの高野山奥の院で何を思うのか知りたい
・「無」を思う
・「死」を思う
・「生」を思う
・体力、精神力を高めたい

簡単にいえば、44歳で未だに迷っている自分の生き方を考えたいんだな、きっと。


【2011/01/07 01:12】 | 四国八十八霊場 | page top↑
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