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穴太寺(あなおじ) 西国三十三所第21番

穴太寺(あなおじ)。 京都府亀岡市。
山号:菩提山
宗派:天台宗
本尊:薬師如来
創建年:伝・705年(慶雲2年)
開基:大伴古麻呂、文武天皇(勅願)
札所:西国三十三箇所21番

京都駅よりJRとバスで約1時間。


あれ、なにやら境内に高~い舞台が設置され、たくさんの人が集まっている。
何かイベントか? 高まる期待!


待つこと30分。ご住職の説明で、300年の歴史をもつ1月3日の伝統行事、「福給会」(ふくたまえ)が催されるそうな。
3000枚の「福を呼ぶお札」を巻き、そのうちの数枚に番号が書いてあって景品をもらえるらしい。
「福を呼ぶお札」を1年間大事に持っているとよい事があるんだって。


お札がうちわで煽られてひらひら~。
おお!なんだか優雅ね~、なんて流暢なこと思ってたら・・・



その下では恐ろしく殺気立った世界が繰り広がれていたのであ~る。

私は、あっという間に群集の中から押し出され、脱落。
そして呆然と傍観中。みなさん我先にお札を取ろうと懸命のご様子。
転んでる人も何人もおられました。背の低い子供には圧倒的に不利な形勢。

「人はみな平等です。我々はみな生かされているのです。木々も生きています。」と、
ご住職はマイクで説教をされていましたが、誰も聞いちゃいない。
このご住職の説教と、この状況のあまりのギャップに思わず苦笑い・・。
景品かけて奪い合いをさせておいて「みな平等」はないでしょう。


離れた所から傍観していた私のところへも、お札は風に舞ってヒラヒラと3枚も来てくれました。
観音様ありがとうございます。はじき出されてげっそり疲れてましたが、平等に福をくださるのですね。
幸せを手に入れるために競う気持ちなんて私にはないので、とても嬉しかった。

行方不明になった相方は、奪い合う気もないのに、群集の波に飲み込まれ揉みくちゃにされて、ボコボコにされた模様。
その上賜ったお札はたったの1枚。ゼロじゃなくてよかったけど、やっぱり平等に福をもらえてない。(笑)


嵐の後は、早々に立ち去っていく人々。
一瞬の出来事で、たまたま修羅場に鉢合わせてしまった気分の私たち。


西国三十三箇所の札所といっても、あまり有名ではないこの穴太寺、
普段はひっそり、地味で、優しいお寺さんなんだろうと思います。
たまたま1年で1番激しい日に訪れて、忘れられないお寺さんになりました。

平安時代からの伝説「身代わり観音」で有名なお寺さんです。
こちらのの本尊、聖観世音菩薩は通常、秘仏で33年に1度のご開帳らしいのだけど、今年5月にご開帳(公開)のうわさがあります。(どうも2009年も開帳されたらしい。)公開時に、ぜひまた来てみたいです。

第二十一番 菩提山 穴太寺 丹波の国
御詠歌
「かかる世に 生(むま)れあふ身の あな憂(う)やと 思はで頼め 十声一声(とこえひとこえ)」
【2010/01/03 00:00】 | 西国三十三霊場 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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